朝のガンジス河と人々の日常 (インド@バナーラシー)
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早朝のガンガー。天に両手を仰ぎ祈りながら沐浴する人々、
ガンガーで洗濯を行う人々・・、 様々な人々が共にする異次元空間!?

ガンガーの日の出は6:30頃。私達は6:00前にホテルを出て、
ガンガーに向かって昨晩通った見慣れた道を進むが、
すでに人々の1日は始まっているようだった。

バナーラシー時間でゆっくりと歩いていると、どこからか
昨晩の楽しい歌とは違った、ゆったりとした合唱が聞こえてくる。
その合唱が大きくなってくると、1列に並び歩き進んでいる男性達が、
私達の横を通り過ぎ、そして姿が見えなくなって行った。
ESGさんによると、これらの男性達はこれから朝のお祈りをしに
ヒンドゥのお寺に向かっているのだと言う。
まだ所々でろうそくも灯る暗い町中。幻想的な雰囲気が漂う。
(画像は↑ その時の列ではありません)

(ここからは気を明るく 文体も変えて~笑)
さぁ~、昨晩プージャが行われていたガンガーに到着。
ガートと呼ばれるガンガー岸辺から階段になって河水に没している堤には
ヒゲ剃りをする光景↓ 子供達が献花を売り歩く光景 などなど。
手すり沿いには身体の一部を失った人や、老人の物乞い達が
列をなしてだまって座りこみ、集まる人々をじっと見つめている光景。
死ぬまで毎日をこのように過ごさなければいけない運命(さだめ)って・・。

そんな中、ガンガーに入り
両手を広げ天を仰ぎお祈りを呟きながら沐浴する人々。
それが、今回UPのTOP写真↑ 実は沐浴の写真もこれっきり。
ガート内で、毎日を生き抜く為の人々の真剣な眼差や、沐浴風景に
とてもレンズを向ける気にはなれなかったのが正直な気持ちです。
その光景をほんの少しだけ遠目に見ながら、私達は
小舟に乗り込みガンガー沿いの各ガートや建物を見学しました。
※ガンガーはご覧の通り、河岸を歩くことが出来なく、
河と並行で走っている小道から河に向かう細い路地を抜けて
各ガートに行くことしか出来ません。

ESGさんによると・・
聖河ガンガーは河そのものが神格化された女神として崇められている河。
ヒマーラヤの水が集まりガンガーとして悠々と平原を流れて来て、
シヴァ神の額にかかる三日月形に曲がるこの場所が、ここバナーラシー。
3000年の歴史あるヒンドゥ最大の聖地、シヴァ神の聖都であるとの事。
だから、ガンガー沿いには、王候の館やヒンドゥーの寺院が立ち並んでいて
どれもそれはそれは立派でした。
※バナーラシーの地名の由来については、
ワルナー川とアッスィー川に挟まれているので、両方が組合わさって
バナーラシーと言う地名が出来たと説明してくれました。

バナーラシーでの人生観、宗教観、時間の流れ方全てが
ガンガーの様に壮大な輪廻をたどってて、特別な雰囲気があるんだネ。
と、ここで 小舟の上から今日もガンガーに1つ献花をしました。
沢木耕太郎さんは『深夜特急3』で
『バナーラシーには、命ある者の 生と死の全てが
無秩序に演じられている劇場のような町』 と書いてあったけれど
まさにそんな感じ! 動と静、悲と喜・・、無心に沐浴し祈る人もいれば
一生懸命に小舟で観光客を追いかけるお土産屋のお兄ちゃんも・・(笑)

ガンガーで洗濯をする人々・・

白とオレンジの縞々のガートに並んで座っている人達↓
一体、何をしている人達と思う?( 。・▽・。)b
答えはヨガをしている人達。 ヒンドゥー語は分からないけど
体操のお兄さんが『さぁ、腕を頭の上にあげて~1、2、3、・・』的な
大音量のマイクで説明する言葉が何となく私にも伝わる(笑)

そんなガンガー。ちょうど南にある火葬ガード辺りでUターンした所で
東の方向から太陽が昇り始めていました。
※ここでは荼毘にふせられている遺体なしでしたが、その後ろに
立派な建物が・・。 実は電機式の・・・だそうです。時代ですなぁ。
その社長さんのお家はかなりの豪邸でした。(←余談ですね)
朝もやの中に昇って行く真っ赤な太陽・・ 『あぁ~朝だぁ~』
『朝の来ない夜はない』 ではないけれども、
ヒンドゥの人々の日々の暮らしにカルチャショック受けていたハズなのに
日の出とともに心が晴れてくる自分がいました。

もうご存知だと思いますが、ガンガーにはインド各地から
布にくるまれたヒンドゥ教徒の遺体がタンカーで担ぎ運ばれ来て、
最終的にはその遺灰がガンガーに流されます。
(残った部分もそのまま河に投げ入れ魚の餌になるんだって)
遺灰がガンガーに流されると輪廻から解脱できるんだそう。
私は何度でも輪廻して人生楽しみたいけどナぁ~。
でもガンガー沿いで見る人々を見てたら・・・ ん~~。
デリーでも、タンカーを頭上まで持ち上げ運ばれる遺体を見たけど
デリー周辺からは、遺灰となって運ばれて来て 流されるそうです。

そんなインド/ヒンドゥー教徒の母である聖なるガンガー。
その河水は、朝の外気の寒さからは想像外にも生温かくて
キレイではなく ぬるっとしていましたが 聖水なんだそうですヨ。
遠く離れた場所で儀礼を行う時は
このガンガーの聖水を1滴混ぜるだけで浄められるとか。
でも同じ死者でも、人生経験の浅い子供、そして大人でも
交通事故など不慮の事故や、殺されたり、疫病で亡くなった場合
天寿を全う出来なかったと言う理由で、そのまま重い石をつけて
ガンガーに流されるらしい・・。

私達はガートの北部までやって来ました。
このガート上では、白く細い煙が3本 天に昇っていました。
(勿論写真禁止です)
辺りを見渡すと、あちこちの小舟は白い鳥で大賑わい。
人が与える餌に群がるカモメだって。
私達も バナーラシーで無秩序の1つを演じている観光客として!?
この小舟のお兄さんから↓カモメの餌を買いました(笑)

私、メイプル君、ESGさん・・ カモメに餌をあげ楽しむ3人に対し、
生きるのに必死で餌に食らい付いてくるバナーラシーのカモメ軍団。
それを優しく包み込む様に見守る聖なるガンガーと昇る太陽・・。
実はこれもとっても素晴らしい光景の1つとなりました。
聖なるガンガーで、日々演じられる生と死のドラマを眺めた時間。
『バナーラシーはこれからも変わらないと思う。』
いや、この先もこのままの聖なるバナーラシーでいて欲しい・・。
(<その3>でした)

ここで、小舟を降りて一旦ホテルに戻る前に
ダシャーシュワメード・ロード (ガンガーと並行する道)を散策します。
小舟を降りる前に・・この舟の青年にチップあげなきゃ。
実はインド滞在中、個人旅行をしている私達にとって
難題だったのがチップ系。(ツアーだと全部込だもんネ)
カーストによって渡すと失礼な金額がある事を学びました。
ESGさんにきくと『この人のカーストなら最低額50ルピーです』
↑ESGさんと一緒だと、適切なアドバイス他、買い食い時を含め
不適正金額の要求も阻止出来簡単♪ 助かりました。
(ESG=English Speaking Guide)

ちなみにカーストとは・・(*'ー'*)b
起源前13世紀頃、アーリア人のインド支配に伴って出来た身分制度。
1950年にカーストは憲法上全面禁止されているはずなんですけど
やっぱりカースト自体、歴史がかなり古いので、
そう簡単には拭い去ることが出来ていないのが現状だそうです。
でも今は、身分の低い子供達も、(夜は家に両親もそろっているし
家業手伝いの必要もない事などから) 頑張って勉強して、
高いカーストの人より よい就職先に就職する率が高いと、
デリーで数人、説明してくれたので合わせて記録しますネ。
(バナーラシーのこの雰囲気だと、とても聞けないよね・・)
平和な毎日を送れる幸せに感謝♪ずっと健康で長生きしなきゃネ♪
来週いっぱいでインド旅行記も終ります。
いつも遊びに来てくれて どうもありがとう!
みなさまもよい週末を♪ヾ(^0^)/








